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アニメーション

APNGはフレーム数でどれだけ重くなる?5〜20枚を同条件で計測

320×270px・4秒の同じ動きを5、10、15、20フレームで書き出し、truecolorとパレット圧縮の容量差を現在のエンコーダーで測定しました。

検証記録:8条件を現在のAPNGエンコーダーで再計測
APNGのフレーム数と容量を8条件で比較する記事のアイキャッチ

同じ4秒の動きなら、フレーム数を増やすほどAPNGは重くなりました。ただし容量はフレーム数だけで決まらず、絵の色数、フレーム間の差、透明領域、パレット化の効果で大きく変わります。

計測条件

今回の目的は、実作品の容量を予測することではなく、他の条件を固定してフレーム数だけを変えたときの増え方を見ることです。

項目条件
キャンバス320×270px
再生時間4秒
ループ1回
フレーム数5、10、15、20
絵透明背景上を移動する、少ない色数の単純図形
エンコーダー2026年9月28日時点のStamp Studio APNGエンコーダー
出力truecolor RGBA/共有パレット

計測用の絵は、写真や複雑なイラストではなく、輪郭・本体・目を持つ単純な図形です。これは圧縮方式の差を再現しやすくするためです。

計測結果

フレーム数1フレームの表示時間truecolorパレットパレット化による削減
5約800ms5,802 bytes4,216 bytes27.3%
10約400ms11,490 bytes8,385 bytes27.0%
15約267ms17,193 bytes12,514 bytes27.2%
20約200ms22,885 bytes16,659 bytes27.2%

今回の単純素材では、フレーム数を2倍にすると容量もほぼ2倍になりました。パレット化による削減率は4条件とも約27%でした。

この数値を実際のスタンプへそのまま当てはめることはできません。色鉛筆、写真風、半透明の影、細かなノイズを含む画像は、色数が少ない図形より大きくなる可能性があります。

フレーム数を減らす前に見るもの

容量超過が起きたときは、次の順番で確認します。

  1. ほぼ同じフレームが連続していないか。
  2. 動きに必要のない停止区間が長くないか。
  3. 透明領域を含め、キャンバスが必要以上に大きくないか。
  4. 色数を減らしても見た目が保てる素材か。
  5. それでも大きい場合にフレーム数を減らす。

フレーム数だけを先に減らすと、動きの山場まで消してしまう場合があります。似たフレームを間引き、残したフレームへ表示時間を配る方が、動きの意味を保ちやすくなります。

5・10・15・20フレームの使い分け

枚数向いている動き注意点
5点滅、首振り、単純な往復大きな移動ではカクつきやすい
10お辞儀、手振り、表情変化最初に試しやすい中間点
15走る、回転、複数段階の動作素材によって容量差が出やすい
20細かな演技、滑らかな連続動作似たフレームを残しすぎない

LINE Creators Marketのアニメーションスタンプは、1個あたり5〜20フレーム、最大4秒、1〜4回のループという範囲があります。最新仕様はLINE Creators Marketの制作ガイドラインで確認してください。

パレット化で確認すること

パレット化は、すべてのフレームで使う色を共有し、各画素を色番号で保存します。今回の少色素材では容量を減らせました。

一方、色数が多い素材では256色以内へ量子化されます。次を原寸だけでなく拡大して確認します。

実際の制作素材では別に測る

看護師の子猫が手を振る複数フレームのシート
実作品では、輪郭、毛並み、影、色の変化があるため、単純図形の計測値より大きくなる可能性があります。

記事の数値はエンコーダーの回帰確認には使えますが、制作物の合否判定には実ファイルの計測が必要です。最新の取込・プレビュー手順はアニメーションスタンプの作り方へ分離しています。

変化に強い計測として残すもの

エンコーダーやUIが変わっても、次の条件を残せば再計測できます。

今後方式を変更した場合は、同じ合成フレームを再度エンコードし、過去の表へ新しい列を追加します。過去の数値を消して新しい数値だけに置き換えません。

今回の結論

計測日:2026年9月28日。数値は記事執筆時点のStamp Studio APNGエンコーダーで再現した値です。合成素材のため、実作品の容量保証ではありません。