最初に結論を書くと、文章だけでも8ポーズをひとつのシートへまとめると、セット内部の統一感はかなり保てました。ただし、以前に決めたキャラクターへ戻れるかという点では、同じルックの基準シートを添付した方が判断材料が明確でした。
今回比べたもの
同じ看護師の子猫について、次の8ポーズを1枚のシートとして生成しました。
- あいさつ
- 指差し
- 驚き
- 考え中
- 喜び
- お辞儀
- 走る
- 眠る
比較した条件は2つです。
| 条件 | 入力した情報 | 目的 |
|---|---|---|
| 文章のみ | 茶白の子猫、緑の瞳、白とミント色の看護師服、色鉛筆風という文章 | 文章だけでセット内の一貫性をどこまで作れるか |
| 基準シートあり | 同じ文章に加え、正面・斜め・背面・表情を含む同じルックの基準シート | 以前に決めた個体とルックへ戻れるか |
生成モデルには揺らぎがあるため、これは全モデルに共通する性能試験ではありません。Stamp Studioでどの情報を残すと次回の判断がしやすいかを見る、1回の制作記録です。
文章だけで生成した8ポーズ

文章だけの条件でも、同一シート内の統一感は十分に出ました。特に、色、服装、聴診器、帽子のような大きな特徴は維持されています。
一方で、この画像だけを見ると「以前作った看護師の子猫と同じ個体か」を確認する基準がありません。丸顔の度合い、白い毛の入り方、目の比率、線の太さは、文章の解釈に任されています。
同じルックの基準シートを添付した8ポーズ

基準シートがある条件では、単に8体が似ているだけでなく、元のキャラクターに対して次の項目を確認できました。
- 額から鼻へ続く白い毛の形
- 緑の瞳と顔に対する目の比率
- 白い制服とミント色の縁取り
- 帽子、聴診器、ポケットの関係
- 色鉛筆の線と淡い塗り
基準シートは、生成モデルを必ず従わせる保証ではありません。ずれたときに「どこが違うか」を人が判断できる比較対象です。
「キャラクターの核」「ルック」「基準シート」を分ける
現在のStamp Studioでは、再利用する情報を3層に分けています。
| 層 | 受け持つもの | 今回の例 |
|---|---|---|
| キャラクターの核 | 画風が変わっても同じ個体だと分かる特徴 | 茶白の子猫、緑の瞳、丸い顔、やさしい相棒 |
| ルック | どう描くか、どの衣装・配色で見せるか | 色鉛筆風、白い看護師服、ミント色の縁取り |
| 基準シート | そのルックが実際にどう見えるか | 正面、斜め、背面、表情の画像 |
この分け方にすると、たとえば「同じ子猫をコミック風にする」場合、キャラクターの核は残し、新しいルックと新しい基準シートを作れます。以前の色鉛筆風画像を、新しいルックへ無理に流用する必要がありません。
変化に強くするため、記事に残すもの
アプリのボタン名や画面順は今後変わる可能性があります。そのため、この検証で長く残したいのは操作手順ではなく、次の判断基準です。
- 変えてはいけない特徴をキャラクターの核として書く。
- 描画技法、衣装、配色方針をルックとして分ける。
- 同じルックを再利用するときだけ、そのルックの基準シートを添付する。
- 別ルックを作るときは、以前の画像から個体の特徴だけを引き継ぎ、描画技法まで固定しない。
- 生成後は「似ている気がする」ではなく、目、模様、衣装、色、線を項目別に確認する。
最新画面での登録手順は、キャラクター・ルック・基準シートの使い方へ分離しています。画面構成が変わった場合はガイドを更新し、この実験記事は検証条件と判断結果を残します。
今回の結論
- 1枚のシートへまとめて生成すること自体が、セット内部の統一に効いた。
- 文章だけでも大きな特徴は揃った。
- 基準シートの役割は、以前決めた個体とルックへ戻るための視覚的な判定基準だった。
- キャラクターの核とルックを分けると、画風変更時に「同一人物」と「同じ描き方」を混同しにくい。
- 1回の生成結果だけで優劣を断定せず、同じ評価項目で継続して記録する必要がある。
検証日:2026年9月28日。画像生成は文章のみの条件と、同じルックの基準シートを添付した条件でそれぞれ1回実施しました。画像モデルや生成時期が変わると結果も変わるため、今後の再検証では条件と日付を追記します。
